神戸大学生のみなさん!大学生活充実してますか?!



神戸大.comインタビュー教授インタビュー(No.03 宮下規久朗先生)

教授インタビュー 宮下教授

教授インタビュー No.03

神戸大学文学部 宮下規久朗 先生

先生は忙しいというイメージがありますが、一日のスケジュールはどのようになっていますか?

スケジュールはですね、大学で授業やってそのあと家で原稿を書く、あるいは論文を読むっていう。それでですね、家にいる時間が結構長いんですよ。つまり私毎日ですね、今日は朝から授業ありましたけど、基本的に寝る時間はあまり変わらなくて、4時5時まで起きてるんですよ。ですから夕ご飯を食べてから、あるいは外で食べてきてもですね、12時前からの4,5時間てのは一番私の中で大事な時間でですね、その間に集中して読書したり文章書いたりしているんですね。昼間は曜日によって教えに行くところが違ったり講演会にいったり食事に行ったりしていますけれども、夜の時間がやっぱり一番大事、それは学芸員時代からそうなんですよ。

神戸大.comスタッフ「では学校では授業以外はどのようなことをしているんですか?」
学校には授業終わったらあまり滞在しないんですよ。昔は研究室にずっと泊まり込んで研究室で仕事やってたんですね。泊まったりそこでワープロ打ったり。最近は家のほうが居心地が良くなって。お風呂があるってこともあるしここは夜食べ物ないじゃないですか、周りに何もないし。で、家で仕事するようになったんで学生の指導や授業やってる以外は学校にいないんですよ。
文学部にはどのような学生に来てほしいですか?
文学部はやっぱり一つのことが好きとか、ジェネラリストとかなんでも常識的に知ってるよりはこだわりがある人に来てほしいんですよ。べつにそれがどんな分野であってもいいんですけれども、こだわりがある人とない人っているんですよね、若者でも。なんでも適当に好きだけれども、のめりこむものがない。のめりこむものがある人が文学部に来ると伸びるっていう気がします。のめりこむものがない人は、経営学部や経済学部に行ったほうがいいと思います。文学部にいる以上は勉強と関係なくても奇妙なこだわりとか変な趣味とか、そういうクセがある人に来てほしい。実際私十数年いますけれども、そういう人のほうが伸びてるんですよ。結局面白い研究やったり論文書いたりするのはみんなそういう人ですね。
神戸大.comスタッフ「確かに文学部は僕の周りでも変った人が多いですね。」
変わった人多いでしょ。僕も神戸大のほかの学生と比べても一番おかしい人が多いと思いますよ。
神戸大.comスタッフ「文学部ならではの仕事は何がありますか?」
教授インタビュー 宮下教授 インタビュー風景2
たとえば、歴史学をやったからって、学校の先生になるとか資料館に勤めるとか、それも一直線でいいと思うんですが、たとえば会社に入っても、社史といって会社の歴史を編纂する部署にまわされたりとかで、意外と生きてくることが多いんですよ。人文学といって哲学とか歴史学とかそういうものってのは、いろんな学問の基礎になってるんですよね。いろんな考え方の基礎ですよね。書類一つとってもですね、言葉づかいとか言葉の感覚に鋭敏な人が文学部には多いんですよ。たとえば文字の表記の仕方とか、こういうフォーマットの種類にしようとか、そういうことって意外に文学部で学んだことが活きてきますね。
神戸大.comスタッフ「そこは文学部の強みですね」
強みですね。文学部は結構そういうのにこだわって、ほかの学部にはない妙なこだわりってのがね、それは先生にもあるし、学生にもあるんで、会社に入ったときに「おまえ変なところにこだわるなー」みたいなこと言われて、それが活きている人が多いんですね。私の教え子の大半は民間企業につとめていて、彼らとはよく飲んだりするんですけど、よくそういう話が出るんですよ。文学部でやったことがこんなところに生きてくるとは思わなかったって。文学部って結構親兄弟からみると道楽だとかね、つぶしがきかないとかいわれるけど、そうではないと言いたいんですよ。意外と社会のあらゆるところに行っても文学部の人たちが活躍してるんですよね。
神戸大.comスタッフ「基礎的なところでですね」
基礎的なところなんですよ。言葉とかね、ビジュアル面もそうです。たとえばポスターとか作るときでも文学部の人のセンスってやっぱりちょっと違うんですよ。
神戸大.comスタッフ「芸術家に近いものがあるんですね」
そうです、そうです。感性ですからね。ですから言葉や絵や歴史に対する感性が鋭敏で、それが文学部の四年間でまた鍛えられるんですね。